マーケティング総合
2022.07.01
アカウントは他人と共有しないこと!
Web広告やSNSを運用する際、社内あるいは社外の人も含め複数の人が管理画面を閲覧・編集することがあります。
このとき、きちんとアカウントを分けていますか? 同じID・パスワードを複数人で使いまわしていないでしょうか?
ひとつのアカウントを複数のメンバーで共有することはたいへん危険です。デメリットだらけですので、すぐにやめましょう。
デメリット1 セキュリティの問題
複数人でアカウントを共有すると、
「メールなどでパスワードを教えることになる」
「誰がパスワードを知っているかわからない」
「部署移動、退職などで担当を離れたメンバーがパスワードを知っている」
「パスワードを変更すると他の人がログインできなくなるので、変えづらくなる」
など、様々な問題が起こります。
最悪の場合、情報漏洩で謝罪会見……なんてことにもなりかねません。
デメリット2 すべての人が全権限を持ってしまう
マスターアカウントを複数人が使うということは、そのアカウントのパスワードを知るすべての人がなんでもできてしまうということです。
知識がない人がうっかり「勝手にアカウントを削除する」「勝手にパスワードを変更して、他の人をログインできなくしてしまう」なんてことも起こりえます。
ミスは起こります。万が一悪意のある人がいた場合、たいへんなことになります。
そうした場合、被害を最小限に食い止めるために権限は適切なものにするべきです。
デメリット3 規約で禁止されている
そもそも、ほとんどのサービスが、複数人でのアカウントの共有を推奨していません。
Facebook(Meta)などは明確に禁止しています。
Facebookの共同アカウントを作成したり、他の人とFacebookアカウントを共有したりすることはできますか。
https://ja-jp.facebook.com/help/149037205222530
ポリシー違反の使い方をしていると警告が届いたり、さらにはアカウントを停止されてしまう危険性もあります。
ぜったいにやめましょう。
面倒でもアカウントは分けよう
どのサービスにも、複数人で管理するための方法が用意されています。
アカウントを使いまわすことに比べれば最初は手間がかかりますが、この手間を惜しんではいけません。
アカウントの乗っ取り、アカウント凍結、情報漏洩、なんてことになったらもっともっとたいへんなことになります。
また、ひとりひとりのアカウントを作っておくことで
- 退職者が出たときなどに、その人のアカウントだけ切り離すことができる
- 人によって権限の範囲を変えられる(すべての権限のある「管理者」、編集はできるがユーザーの追加や削除はできない「標準権限」、閲覧はできるが設定の変更はできない「読み取り専用」など)
- 設定変更をした場合に、履歴を見れば誰が変更したのかがわかる
といったメリットもあります。
複数人に権限を付与する方法
権限付与の方法は媒体によって異なります。
詳しくは以下を参照ください(2022.07時点の情報です)。
■ Google広告
Google 広告アカウントへのアクセス権を管理する – Google 広告 ヘルプ
https://support.google.com/google-ads/answer/6372672?hl=ja
■ Googleアナリティクス
アクセス権とデータ制限の管理 – アナリティクス ヘルプ
https://support.google.com/analytics/answer/9305587?hl=ja
■ Googleタグマネージャー
ユーザーと権限 – タグ マネージャー ヘルプ
https://support.google.com/tagmanager/answer/6107011?hl=ja
■ Yahoo!広告
権限管理機能とは – ヘルプ – Yahoo!広告
https://ads-help.yahoo.co.jp/yahooads/search/articledetail?lan=ja&aid=55172
■ Facebook/Instagram広告
広告アカウントのアクセス許可と権限 | Metaビジネスヘルプセンター
https://ja-jp.facebook.com/business/help/155909647811305?id=829106167281625
■ LINE広告
LINE広告(LINE Ads) ユーザーを追加し、権限を付与するマニュアル|LINE for Business
https://www.linebiz.com/jp/manual/line-ads/account_007/
■ LINE公式アカウント
LINE公式アカウント (LINE Official Account Manager) 権限設定マニュアル|LINE for Business
https://www.linebiz.com/jp/manual/OfficialAccountManager/account-settings_permission/
■ Twitter
TweetDeckのチーム機能を使用する方法
https://help.twitter.com/ja/using-twitter/tweetdeck-teams
レッツアイでは、広告運用代行やアクセス解析、タグの設定などでクライアント様からアクセス権をいただくことがあります。
その際はトラブルが起こらないよう、安全な方法での権限付与をしていただいております。
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