Facebook広告・Instagram広告
2025.02.04
Facebook広告とInstagram広告の競合調査はどうしてますか?
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目次
Meta『広告ライブラリ』とは?
商品の購入やサービス利用時に比較検討が必要なように、広告運用では競合のポジショニングや戦略を把握することが非常に重要です。
検索広告であれば、実際に検索して結果を確認できますが、Facebook広告やInstagram広告では、自分のタイムラインなどに目的の広告が掲載されるのを待つのは現実的ではありません。
そんな時に便利なのが、Meta社が提供する『広告ライブラリ』は、Facebook広告やInstagram広告における競合調査を効率的に行える無料ツールです。
もともとは、「広告の透明性」を高めるために用意されている機能ですが、他社が実際に掲載している広告のバナーや動画から広告のリンク先まで、他社の出稿状況を確認できます。
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競合の広告内容の確認
実際に出稿されている広告の画像や動画を直接確認できます。 -
広告のリンク先確認
広告が誘導するページも確認できるため、競合がどのようなランディングページを使用しているかがわかります。 -
透明性の向上
元々は広告の透明性を高める目的で設計されましたが、広告主にとっては競合の戦略分析ツールとしても活用できます。 -
検索機能
ブランド名やキーワードで広告を検索し、比較が容易に行えます。
『広告ライブラリ』を利用することで、競合のポジショニングや戦略を把握し、自社の広告戦略を効果的に設計できます。
『広告ライブラリ』とは?
主な機能と特徴
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検索機能
広告主名やキーワードで、現在配信されている広告を検索できます。 -
広告の表示内容確認
実際に配信中の広告のバナーや動画をほぼそのままの形で確認可能です。 -
追加情報の閲覧
広告のリンク先や、配信されているプラットフォーム(Facebook、Instagramなど)も確認できます。 -
透明性の確保
広告の透明性を維持する目的で提供されており、基本的に掲載中の広告のみ閲覧できます。ただし、社会問題、選挙、政治関連の広告は掲載終了後も閲覧が可能です。 -
Facebookアカウント不要
アカウントを持っていなくても利用可能。ただし、成人向けコンテンツを表示する際はFacebookアカウントが必要です。
目的
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広告戦略の透明性向上:
広告の透明性を確保し、特に選挙や政治関連広告の監視を容易にするためのツールです。 -
競合調査に役立つ:
広告運用者にとって、競合の広告内容やリンク先を把握し、自社戦略の改善に活用できる貴重な情報源です。
『広告ライブラリ』は無料で利用でき、広告運用や競合分析を行ううえで便利なツールとして広く活用されています。
広告ライブラリの使い方
広告を検索する方法
まずは、広告を検索する方法を解説します。
①広告ライブラリのトップページにアクセスします。
②国と広告カテゴリを選択します。『すべての広告』にチェックを入れることで、
検索窓に検索したいキーワードまたは広告主の名前を入力することが可能になります。
③入力してEnterボタンを押すと、検索キーワードに関連する広告があった場合は、掲載開始月の順に広告が一覧表示されます。
広告の詳しい情報を確認する方法
次に、広告の詳しい情報を確認する方法を見ていきましょう。
広告ライブラリでは、下記の情報を見ることができます。
- 広告の掲載開始日
- 広告クリエイティブ(バナーや動画)
- 配信されたプラットフォーム
- 広告のリンク先
- Facebook、Instagramのアカウント情報(アカウントID、フォロワー数)
社会問題、選挙または政治に関連する広告では、以下の指標も確認できます。
- 広告が現在掲載中であるかどうか
- インプレッション数
- 広告が消化した金額
- 広告が配信された利用者の情報(年齢と性別)
- 広告が表示された場所
広告の各情報をどこから見られるのか。
掲載開始日・プラットフォーム・クリエイティブ・リンク先
検索結果画面から、下記4つの情報を確認できます。
①広告の掲載開始日
②配信プラットフォーム
③広告クリエイティブ(バナーや動画)
④広告のリンク先
広告のリンク先は、「詳しくはこ…」をクリックすると確認できますが、各広告が設定している実際のCTAとは異なります。
アカウント情報
ここでは、Facebook、Instagramのアカウント情報の確認方法を紹介します。
検索結果画面で「広告の詳細を見る」をクリックすると、Facebook・Instagramのアカウント情報(アカウントID、フォロワー数)を確認できます。
また、広告主が出稿している広告を見ることもできます。
広告ライブラリの便利な機能
ここまでの説明で、広告ライブラリを使えば他社の広告出稿状況を細かく把握できることが分かったかと思います。
他社の配信先を確認できる「プラットフォーム」
広告ライブラリでは、他社がどの配信面に広告を出しているのか確認できます。
例えば、他社がInstagramに特化して広告を配信している場合、自社の見込み顧客もInstagramと相性が良いと仮説を立てることができます。
もちろん、あえて他社が出していない配信面を狙うのも一つの戦略だとは思いますが、いずれにしても他社がどのプラットフォームに広告を配信しているのかを把握できるのは、戦略立案において大きなメリットになります。
検索条件の絞り込みに便利な「フィルター」
検索結果を特定の条件で絞り込みたいときは、フィルター機能を使うと便利です。
以下6つの項目でフィルターをかけることができます。
- 言語
- 広告主
- プラットフォーム
- メディアタイプ
- オンラインのステータス
- 日付別インプレッション
フィルターをかける手順
検索結果一覧画面の右上にある【フィルター】ボタンをクリックします。
フィルター機能が表示されます。
各項目の抽出条件は下記の表をご確認ください。
たとえば、Instagram広告のみ確認したい場合は、プラットフォームで「Instagram」を選択します。広告フォーマットごとに見たい場合は「メディアタイプ」を使いましょう。
また、検索した内容を保存する機能もあります。特定の条件で他社の広告を継続してウォッチしたい場合は、保存機能を使うのもおすすめです。
検索結果一覧画面の右上にある【検索を保存】ボタンをクリックすると保存できます。
まとめ
広告ライブラリは「広告の透明性」を高めるために導入されています。
単に模倣する目的で利用するのではなく、より広告主の魅力が伝わるように、競合の掲載状況を参考にするのはユーザーのメリットにもなります。
また、出稿側もどんな広告を出しているかは公開されるため、戦略的に活用することが可能となります。
目的を見失わず、ユーザーにとってよい広告体験を届けられるように「広告ライブラリ」を活用してみてください。
と思われた方は、無料で広告の相談も承ってますので、下記のボタンより、ぜひ、ベテラン運用者も在籍するレッツアイにお問い合わせください。
決して、押し売りはいたしませんので、お気軽にどうぞ。