リスティング広告
2018.03.09
【リスティング】時間別に配信調整しましょう
リスティング広告の運用で成果を出すためには、時間別の調整が欠かせません。
「キーワード」「入札」「広告文」だけじゃないんですよ!
時間別調整のためにまずやること
まずは時間別のレポートを出す必要があります。
Googleだったら [レポート作成]で[時間]を[列]にとってレポートを作成する、
Yahoo!だったら[新規レポート作成]で[表示切替]を[時間]にしてレポートを作成します。
管理画面上で時間ごとに分割して表示することもできますが、
レポートを加工したり、複数キャンペーンをまとめて集計したりする場合はレポートとして作成して出力したほうがいいですね。
時間別レポートをチェック
時間ごとに、クリック率やコンバージョン率、CPAを見ます。
数が少ない場合は3時間ごとなどにまとめて見るといいですね。ピボットテーブルの[グループ化]機能が役立ちます。
注意しないといけないのは、ラストクリックコンバージョンだけに基づいて判断してしまうこと。
「昼にクリックして夜にコンバージョンするユーザー」が多いサービスだと、
昼のコンバージョン率が悪いからといって配信を減らしてしまうと夜のコンバージョンまで減ってしまう可能性があります。
AdWordsでしたらコンバージョンのアトリビューションモデルを[減衰]または[接点ベース]などにすることで、
ラストコンバージョン以外のコンバージョンも計測することができます。
意外な結果になることも
自分の生活パターンをもとに考えてしまいがちですが、思ってもいない結果になることもよくあります。
「20~24時は表示回数は多いけどコンバージョン率は悪い」とか「意外と深夜にコンバージョンするユーザーが多い」とか。
はじめのうちは全時間帯で配信して、結果を見ながら配信比率を調整することが大事です。
時間別に調整する
成果の悪い時間帯は入札比率を下げ、コンバージョン率の高い時間帯には入札比率を上げましょう。
ただし、たとえば「夜間の入札比率を+50%に設定」としていると、
キーワードの入札が100円なのに最大150円で入札されることになります(拡張CPCを使っていたらもっと高くなる)。
想定以上にCPCが高くなるのを避けるためには、
「成果のいい時間帯を±0%にして、比較的悪い時間帯をマイナスにする」というのもひとつの手です。
時間帯別の傾向
BtoB(法人向けビジネス)の場合だと、土日、夜間、早朝などはコンバージョンにつながりにくい傾向にあります。
こうした時間帯は思いきって停止してしまうのもアリかもしれません。
また、電話コンバージョンが多いサービス、来店促進目的の広告などでは、
電話対応できない時間、閉店時間帯などは成果が出ない可能性もあります。
ですが、「夜のうちに情報収集しておいて翌日訪問する」というユーザーも決して少なくありませので、
まずはレポートの数字を見てから配信停止するかどうかを慎重に決定しましょう。
時間帯別の調整を含め、成果の出す広告運用ならレッツマーケ!