リスティング広告

2024.08.30

【自動入札で楽に】ポートフォリオ入札戦略を徹底解説

 

 

ポートフォリオ入札戦略とは?

 

そもそも入札戦略とは何?

 

あなたの代理
あなたの代理
そもそも入札戦略って何?

 

こう思われる方もいると思うので、ザックリと一言で説明すると

「入札戦略は、広告が表示されるために、どのくらいの金額を入札して競争に勝つかを決める方法」です。

 

その入札戦略の中の便利な機能というのが、「ポートフォリオ入札戦略」なのです。

 

ポートフォリオ入札とは「自動入札をグループ化してくれる」

 

じゃあポートフォリオ入札戦略の何が便利なのかというと、「自動入札をグループ化してくれる」点です。

 

あなたの代理
あなたの代理
いやいや、もうちょっとわかりやすく説明してくれ

 

と思われた方もいると思うので、これもザックリ一言でいうと

「ポートフォリオ入札戦略は、複数のキャンぺーンの入札戦略を一括管理できるから便利」なのです。

 

「なんか文面じゃよくわからんし、広告運用をよく分からないんだよね」

という方は、レッツアイの広告運用歴15年のベテランマーケターにお気軽にご相談ください↓↓

 

【無料】レッツアイに気軽に相談してみる

 

ポートフォリオ入札戦略の導入メリット

 

➀キャンペーンごとの自動入札戦略の管理工数が減る

例えば、商材Aの広告を配信するキャンペーンと商材Bの広告を配信するキャンペーンの2つを運用している会社があるとします。

  • 商材Aの目標:獲得単価5,000円

  • 商材Bの目標:獲得単価10,000円

  • 会社全体の目標:獲得単価7,000円

このとき、それぞれのキャンペーンに別々の自動入札を設定していると…それぞれのキャンペーンごとに別々の目標を達成しようと動きます。

上記の場合は、キャンペーンが2つあるため、2つ分の管理工数がかかります。

 

 

また、目標獲得単価の低い商材Aのキャンペーンで運用がうまくいかなかったとき、会社全体で掲げている獲得単価7,000円という目標は達成できなくなります。

 

ベテラン運用者
ベテラン運用者
困りましたね。でもこういう場合がポートフォリオ入札戦略の出番です。

 

 

管理工数は1つの入札戦略を見ればいいわけですから、単純に先ほどの1/2に減らすことができます。

また、キャンペーン全体で目標を達成しようと、獲得数の多い商品への入札を自動で強化することや、キャンペーンをまたいで自動で予算配分の調整をするため、会社全体の目標も管理しやすくなります。

 

②入札(クリック)単価の上限、下限を設定できる

自動入札は、収集したデータをもとに、コンバージョンの可能性が高いユーザーの検索行動に対して入札を強化して広告を表示します。しかし、入札を強化しすぎると、クリック単価が2,000円といった驚くような高額になることもあります。

「ふざけんな、ワンクリックで2,000円なんて、、」と思った方もいるのではないでしょうか。

それを入札単価の上限を「1,500円」と設定しておくと、1,500円以上の入札競争に参加しないようにすることができます。

ただし、全ての入札戦略で設定できるわけではないのでご注意ください。入札戦略ごとの上限入札単価・下限入札単価の設定可否は下記表を参照ください。

入札戦略の種類上限入札単価の設定可否
クリック数の最大化上限入札単価のみ可
目標インプレッション シェア上限入札単価のみ可
目標コンバージョン単価(tCPA)
目標広告費用対効果(tROAS)
コンバージョン数の最大化不可
コンバージョン値の最大化不可

 

ベテラン運用者
ベテラン運用者
ただし、自動で動いているものに対して制限を設けるのは機械学習の妨げとなるため、媒体からはあまり推奨されていません。

 

最初はクリック単価の上限を設定せずに運用を開始し、成果を確認した後にクリック単価が高すぎると判断した場合は、上限を設定する方法が効果的です。

 

③入札戦略を変更したときに前後の効果検証が楽

例えば、「目標コンバージョン単価」を変更した際の統計を比較したり、「コンバージョン数の最大化」から「クリック数の最大化」へ入札戦略を変更した場合のデータを比較するには、変更前後のデータをキャンペーンごとに取得して集計・分析することが一般的です。

 

しかし、これは手間と時間がかかります。ポートフォリオ入札戦略を活用すれば、複数のキャンペーンにわたるデータを一括で確認できるため、パフォーマンスの影響を効率的に比較できます。

ポートフォリオ入札戦略の設定方法

 

では早速、ポートフォリオ入札戦略の設定方法を解説していきます。

 

①「ツール」をクリック

②「入札戦略」をクリック

 

③「+」をクリック

 

④任意の入札戦略を選択

 

⑤ポートフォリオ入札戦略の名前を設定

⑥このポートフォリオ入札戦略を設定するキャンペーンを選択

⑦目標値を設定(目標コンバージョン単価、目標広告費用対効果、目標インプレッションシェアを選択した場合)

⑧「保存」をクリック

 

⑨入札(クリック)単価の上限/下限を設定する際は「詳細設定」をクリック

 

以上9ステップで完了です。

ポートフォリオ設定する際の注意点

 

【注意点1】オーナー設定に注意!

ポートフォリオ入札戦略を作成する際、オーナーを「(MCC)」か「(該当の広告アカウント)」のどちらかに設定できます。MCCを選択すると、MCC配下のすべての広告アカウントで横断的に利用可能です。

そうした場合、誤って別のアカウントに紐づけてしまったり、意図しない入札戦略の変更がなされてしまうケースもありそうで要注意です。

特に広告代理店の場合、異なるクライアント間で同じポートフォリオ戦略が適用されてしまうといった事故も起こりかねないので、原則はオーナーを「(該当の広告アカウント)」にするのがおすすめです。

 

【注意点2】広告グループ単位でも設定できる!

ポートフォリオ入札戦略は通常、キャンペーン全体に適用されますが、実は広告グループごとに異なる目標値を設定することも可能です。

これにより、特定の広告グループの配信強化や抑制を行いたい場合に非常に便利です。

まとめ:ポートフォリオ入札戦略は便利

ポートフォリオ入札戦略について解説してきましたが、結論、ポートフォリオ入札を活用すべき人は

「商材ごとに目標獲得単価は決まっているが、会社全体の獲得単価を第一なんだ」という方です。

そんな方は商材ごとにキャンペーンを分けていても、全キャンペーンを1つの入札戦略で運用できます。

あなたの代理
あなたの代理
ざっと読んだけど、結局よくわからない

という方は、レッツアイにお気軽にご相談ください。

無理な押し売りはしませんし、広告運用歴15年のベテラン社員もいるので、的確なアドバイスを無料でさせて頂きます。

【無料】レッツアイに気軽に相談してみる