リスティング広告
2024.07.12
Google 動的検索広告(DSA)とは?設定方法とメリットを解説
動的検索広告とは?
動的検索広告(DSA:Dynamic Search Ads)とは、Googleが提供する検索連動型広告の機能の一つです。
広告主のWebページと関連性の高いキーワードで検索しているユーザーに対して、
GoogleがWebサイトの内容から、ユーザーのニーズを満たすであろう広告を自動で生成し、出稿できる広告出稿方法です。
動的検索広告(DSA)の仕組
動的検索広告は以下のような流れで広告が検索結果に表示されます。
- 広告がクリックされた際に表示させたいページのURLをGoogle広告に設定
- Googleが指定されたURLをクロールし情報を読み取り、コンテンツの内容をインデックスする。
- ユーザーがインデックスされたページと関連性の高いキーワードで検索したとき、Googleが「広告見出し」と「URL」を自動生成し、広告を表示する。(※1)
要するに、「広告宣伝したいページのURLと説明文さえ用意したら、Googleがページを参考にして、適切なターゲットに適切な広告文を自動作成して広告を出してくれる」
というのが動的検索広告なのです。
動的検索広告の設定方法
【手順1】キャンペーンの設定
1-1:キャンペーン画面で「+」ボタンをクリックします。
1-2:任意のキャンペーン目標を選択します。
1-3:キャンペーンタイプで「検索」を選択して「続行」をクリックし、任意のキャンペーン名をつけて「続行」をクリックします。ここで、「目標をどのように達成するかを選択してください」という画面が表れますが、任意なので飛ばしてもOKです。
1-4:重視している要素にて任意の要素を選択します。ここでは「コンバージョン」を選択します。
1-5:ネットワークで「Googleディスプレイネットワークを含める」のチェックボックスを外します。また、地域は特に指定がなければ「日本」と選択しておきましょう。下までいって「次へ」をクリックします。
1-6:途中で「キーワードとアセットの生成」という画面が出てきて最終ページURLを入力する欄がありますが、これは必須ではないため、飛ばして「スキップ」を選択して次へ行っていただいて構いません。
1-7:「キーワードと広告」というページが表示されますが、こちらは飛ばして「次へ」をクリックします。動的検索広告として後から設定するので、広告見出しを自ら作成する必要はありません。
1-8:一日あたりの予算を任意に設定します。
1-9:最後に今まで設定してきたキャンペーン設定一覧画面が出てくるので、確認して問題なければ、最後の「キャンペーンを公開」をクリックします。
1-10:キャンペーン一覧ページに戻り、今回作成したキャンペーンの歯車「⚙」マークをクリックし、「動的検索広告の設定」をクリックし、Webサイト記入欄にて広告で使用するサイトURLを入力します。これにて、キャンペーンの設定は完了です。
【手順2】広告グループの設定
2-1:広告管理画面の左上の「+」ボタンをクリックして「広告グループ」を選択し、どのキャンペーンの下で作成するか選択します。
2-2:「広告グループの種類」をクリックして、「動的広告」を選択します。
2-3:「Website」に広告で使用するページのドメインを入力し、広告グループ名と広告で使用するURLが1つだけなら、「URLを個別に指定する」を選択して、下の欄にページURLを入れる。
2-4:説明文を入力して「保存して次へ」をクリックします。これにて完了となります。
動的検索広告のメリット
【メリット1】とにかく手間がかからない
広告を出すにあたって、動的検索広告が手間がかからない理由は下記の通りです。
- キーワード選びが不要
- 検索語句に関連した広告が自動生成される
一般的な検索広告では、キーワードと広告文を設定しないといけないところ、動的検索広告では
設定することは一切不要なので、空いた時間をほかの業務に使うことができます。
実際、動的検索広告は精度も問題なく、見当違いな語句を拾うことも少ないので安心して利用できます。
【メリット2】新たなキーワードの発見や効果改善につながる可能性がある
動的検索広告を活用すれば、運用者が思いもつかなかった新キーワードの発見に繋がり、効果改善につながる可能性があります。
実際に弊社でも運用しているクライアント様で、一般的な検索広告に動的検索広告も追加した結果、我々運用者では思いつかなかった
問い合わせが取れるお宝キーワードが見つかった例もあります。
動的検索広告のデメリット
【デメリット1】広告見出しの表現をコントロールできない
動的検索広告では、見出しまで自動生成されるというメリットはありますが、見出しの内容を自由に設定できません。
広告文が魅力的でないと、当然ですがクリックしてもらえません。
いくら精度が高いとはいえ、意図した見出しが表示されているかは分からないので
定期的にチェックしておくことを推奨します。
【デメリット2】キーワードごとの入札単価は調整できない
動的検索広告では、個々のキーワードの入札単価を調整することができません。
そのため、単価の低さから競合に負けて、広告表示できなくなるというリスクがあります。
このリスクを避けるために、確実に出したいキーワードは従来の検索連動型広告で登録しておき、個別に入札単価を調整するのも1つの手です。
動的検索広告が推奨されないケース
【ケース1】ページが頻繁に更新される
たとえば、毎日セールを実施していてページ情報が頻繁に更新される場合では、動的検索広告は向いていません。
なぜなら、変更した内容がターゲティングや広告見出しにすぐに反映されるとは限らず、ページ情報の更新頻度が高いと、
常に最新の情報で広告配信できない可能性があるからです。
【ケース2】キーワードごとの入札単価を細かく調整したい
動的検索広告は自動でキーワードが選定されるので、通常の検索広告のように、キーワードごとの入札単価をコントロールすることが難しいです。
キーワードの細かい単価設定をしたい場合は、通常の検索広告など他キャンペーンや媒体と併用することをおすすめします。
【ケース3】ページ情報がGoogleが識別できるように最適化がされていない
Googleでは「識別が難しいWebサイトの形式」では、動的検索広告の効果は発揮できないと言います。
「識別が難しいWebサイトの形式」とは、下記のような場合です。
- サイトが主にFlashコンテンツや画像である
- SEO対策が不十分
- 大部分のサイトのアクセスにログインが必要
まとめ
メリット・デメリットは存在しますが、「人」の思考を超える発想が出てくる可能性があるので
動的検索広告のテクノロジーを活用してみるのは、おすすめです。
「動的検索広告を始めてみたいけど、不安がある。。」
という方は、一度レッツアイにご相談ください。無理な押し売りもしませんし、もちろん無料です。
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