マーケティング総合
2023.01.04
レッツアイマーケティング事業部の2022年ふりかえりと2023年展望
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2022年のふりかえり
昨年もWeb広告の分野ではいろんな変化がありました。
- 拡張テキスト広告の終了。レスポンシブ検索広告へ
- Yahoo!ディスプレイ広告でもレスポンシブディスプレイ広告がスタート
- Google P-MAXキャンペーンの重要性が高まる
個人的に印象に残ったのはこんなところです。
これらの変化は、いずれもひとつの方向性を示唆しています。
「広告の良し悪しについてああだこうだいうのは時間の無駄」の時代の到来ということですね。
もちろん広告クリエイティブや広告文が重要なことは変わりありませんが、どの広告がいいだろう、成果が落ちたのは広告のせいじゃないか、と頭を悩ますのは人間の仕事ではなくなっています。
広告クリエイティブや広告文は、言葉は悪いですが「誰でも口をはさみやすいところ」です。Web広告の知識がまったくなくても、データ読む力がなくても、バナーや広告文の好き嫌いについてはかんたんに口を出せます。バナーを変えれば何かを成し遂げた気になれます。かつて私の先輩が「知識がない人ほど成果が落ちると『広告文を変えてみよう』と言いだす」とぼやいていましたが、わからなくもないような……(変えたほうがいいときもあるんですけどね)。
検索広告やディスプレイ広告のレスポンシブ化は「データも見ない人の思いつきで広告クリエイティブや広告文を変えて蓄積されたデータを放棄してしまうのはもうやめなさい」というGoogleやYahoo!からのメッセージなのでは……と個人的に考えています(勝手な想像です)。
2023年の展望
ここ数年のWeb広告の流れを見ていると、年々「ちゃんとしている」ように感じます。「ちゃんとしている」というと曖昧すぎますね、言い換えるなら「ユーザー本位になっている」ということです。
ユーザーを誤解させるようなコンテンツは広告表示できなくなり、ユーザーの求めている情報を掲載していないサイトは表示されにくくなっています。より具体的にいえば、すぐに会員登録に誘導する短いランディングページよりも、情報量の多いサイトのほうが配信されやすくなっているということですね。また、不動産業界や人材業界でいえば「おとり物件」「釣り求人」などは厳しく制限されるようになってきています(あたりまえなんですが)。
かつてはインターネット広告の世界はやりたい放題みたいなところがありましたが、少しずつではありますが健全化してきています。特にここ数年はそれが加速しているように、業界の中の人間としては感じます。今後もこの傾向は続いていくでしょう。
まっとうに、誠実にやるのがいちばんの近道になってきていますね。
Googleアナリティクス UA(ユニバーサルアナリティクス)の終了
そして2023年に控えている最大の変化は、2023 年 6月末に予告されているUA(ユニバーサルアナリティクス)の終了ではないでしょうか。Googleアナリティクスはこれまでにも何度かバージョンアップをくりかえしてきましたが、UA→GA4の変化はこれまでの比ではありません。まったく別のサービスに代わるといってもいいぐらいです。
2023年7月以降はUAで新たなデータが取得できなくなります。GA4(あるいはべつのアクセス解析ツール)に切り替えなくてはなりません。
レッツアイでは徐々にGA4に移管していっています。まだの方は、7月になってから「アナリティクスが使えない!」とあわてることのないよう、早めに切り替えの準備を進めていきましょう。
それでは本年もレッツアイをよろしくお願いいたします。