リスティング広告
2020.10.27
アトリビューションモデルってなに?
WEB広告をする上での目標(購入完了や登録完了など)をコンバージョンと呼びますが、このコンバージョンの計測方法にはいくつか種類があるのはご存知でしょうか?
一般的な計測方法であるラストクリック方式では、コンバージョン達成に直接つながったクリックを1コンバージョンと数えます。しかし、とあるユーザーがコンバージョンをする前に広告クリックでサイトを訪れており、実際にコンバージョンをしたのは2度目の広告クリック時だったとします。そういった場合に、ラストクリック方式では初回の広告クリックは全く評価されないことになってしまいます。
このように、直接コンバージョンにつながったクリック以外の要因も評価するためのルールをアトリビューションモデルと呼びます。今回はアトリビューションモデルにどんなものがあるのかをかんたんにご紹介します。
アトリビューションモデルの種類
- ラストクリック
- 最も一般的なモデルで、コンバージョン達成時にクリックされた広告がコンバージョンに貢献したとみなされます。コンバージョンしたユーザーがそれ以前に広告経由でサイトを訪れていたとしても、貢献したとみなされるのは最後にクリックした広告のみです。
- ファーストクリック
- ラストクリックとは逆に、コンバージョンしたユーザーが最初にクリックした広告が評価されます。そのため、コンバージョンした際にクリックした広告の貢献は0となります。
- 線形
- コンバージョン経路の各接点(広告だけでなく、メールやSNSからの流入も含みます)全てに均等にコンバージョンを割り振ります。コンバージョンするまでにサイトへの接点が4回あったとすると、各接点に0.25ずつコンバージョンが割り振られます。
- 減衰
- コンバージョンまでの時間が短い接点に、より多くのコンバージョンが割り振られます。4回目の接点でコンバージョンしたとすれば、コンバージョンの割り振られ方は下記のようになります。
4回目 > 3回目 > 2回目 > 1回目
- 接点ベース
- コンバージョンまで接点のうち、最初と最後の接点に40%ずつ割り振られ、残りの接点には20%を均等に割り振ります。
まとめ
このようにアトリビューションモデルにはいくつかの種類があり、Google広告ではコンバージョン設定の際に選ぶことができます。コンバージョンの評価は広告の自動入札の成績にも大きく関わってきますので、適切なものを選択することでより良い成績が期待できます。今まで使ったことがなかったという方は、一度試してみてはいかがでしょうか。