広告運用

2020.03.03

Web広告の向き不向き

お問い合わせをいただく際、「Facebook広告をやりたいんだけど」といった形で広告媒体を指定いただくことがあります。
ですが、その後話をよく聞いていくと
「だったらリスティング広告のほうがいいですよ」
「その商材だったらTwitterのほうが向いてますね」
となることがあります。

Web広告にはいろんな広告媒体があります。
リスティング広告、ディスプレイ広告、YouTube広告、SNS広告(Twitter、Facebook、Instagram)、LINE広告……。それぞれに向き不向きがあります。
今回は広告媒体ごとの強み・弱みをご説明します。

リスティング広告

【向いている】

・ニーズが顕在化しているユーザーに訴求したい。
・短期間で成果を出したい。

たとえば「すぐ転職したい!」といったニーズが明確な人に対しては検索した際に広告表示できるリスティング広告がいちばんです。
また「水道修理」のように急を要するものに対してもものすごく強みを発揮します。

一方、「来月こんなイベントがありますよ!」とか「まったく新しい商品が出ましたので知ってください!」といったPRには向いていません。ユーザーがすでに知っていて検索してくれたときにしか表示されませんので。
また、アパレルのようにビジュアルを見せる必要がある商材にも、テキスト広告であるリスティング広告はあまり向いていません。

ディスプレイ広告

【向いている】

・できるだけ多くの人に知ってもらいたい。
・一度アプローチしたユーザーに思いだしてもらいたい。

ディスプレイ広告は、知ってもらう、思いだしてもらうのに向いています。
求人情報を見ていた人に「こんな新着求人が出ましたよ!」と伝える、
自動車が好きな人に「モーターショーがありますよ」とPRするなど。
また画像を使って視覚的に訴えることもできますので、高級感のある商品の告知にも向いています。

ただ「家族が亡くなったので葬儀場を探している」といった一刻一秒を争うような場合には向いていません。

YouTube広告

【向いている】

・できるだけ多くの人に知ってもらいたい。
・映像・音楽を使って動きのある商品を見せることができる。

今や多くの人がYouTubeを利用しています。月に一度も観ないという人は少数派でしょう。
YouTube広告を使えば、テレビCMより圧倒的に低価格で、かつターゲットにあったユーザーに動画広告を表示できます。

一方、「この広告は5秒後にスキップできます」をうっとうしいと思う人が多いのもまた事実。
適切なユーザーに適度な回数表示させるように設定しないとマイナスイメージを植えつけてしまうリスクもあります。

Twitter広告

【向いている】

・おもしろみのある情報、ユーザーにとってメリットのある情報を拡散させたい。
・特定の趣味を持った人に見てもらいたい。

さまざまな媒体の中でも、拡散力はTwitterがいちばん。
さらに広告ツイートがリツイート(拡散)された場合、リツイートされた広告はどれだけ表示されても料金がかかりません。
うまくいけばわずかな費用で大きな効果を得ることができます。

ただ拡散しやすいということは、炎上しやすいということでもあります。
あまり攻めすぎた広告はブランドイメージを傷つけることにもなりかねません。
攻めすぎず、守りすぎず。いちばんバランスの難しい広告かもしれません。

Facebook広告/Instagram広告

【向いている】

・特定の興味関心を持った人に知ってもらいたい。
・画像や動画を使って認知を広げたい。

特徴としては、正確なターゲティング。
年齢、性別、地域などかなり正確なターゲティングで広告配信できます。

とはいえFacebookもInstagramも使っていない人も多く、広く告知するのには他の媒体と組み合わせる必要があります。
短期的な成果を求めるよりも、長期的にファンを育てるのに向いている媒体です。

LINE広告

【向いている】

・老若男女に
・若いユーザーからの認知を広げたい。

SNSを使っていない人はいても、今やLINEを使っていない人はごくごく少数派です。
特に若い人にPRする際はLINE広告が向いています。

逆に高額商品、投資商品などは成果につながりにくいことが多いです。
また「今すぐ登録!」のような直接的な広告も避けられがちです。

 


媒体によっては、医療、アルコール、出会い系、金融など一部の商材に広告表示制限があり、広告配信できない場合があります。

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