リスティング広告
2017.10.20
広告テキストを作る際の5つのポイント
リスティング広告において、広告のタイトルやテキストはとても重要です。
予算を投じて検索結果の上位に表示させたとしても、ユーザーの欲求に応えたキーワードがなかったり、インパクトのない文言だと、一瞬でスルーされてしまいます。 また、仮にクリックされたとしても、リンク先のページに求めている情報がなければすぐに離脱。
結局、予算の無駄遣いになってしまいます。
どのようにユーザーの注目を引き、無駄のない広告として運用すればいいのか。
今回は、広告テキスト作成のポイントをご紹介します。
目次
ポイント1:検索キーワードを含める
まず、基本となるのは「検索キーワード」を広告テキストに盛込むことです。
検索エンジンの仕様で、検索結果から検索キーワードの文字列を拾って「太文字」にしてくれます。
特にタイトル部分に検索キーワードは必須。
ユーザーは検索結果を一瞬にして選別するため、太文字は視覚的にメリットが大きいのです。
また、説明文にも出来るだけ検索キーワードを盛込むことで、より目立つ広告テキストになります。
ポイント2: 検索キーワードの「答え」を示す
広告テキストを作成するとき、特に注意したいポイントです。
例えば、あなたが法律相談事務所のアカウントを運用するとしましょう。
残業代未払いの請求相談を中心に集客するため、リスティング広告を運用。
制作会社に残業代請求に関する相談専用のページも完成し、下記2つのような広告タイトルを作成してみました。
A:「法律のことなら○○法律相談事務所」
B:「残業代を請求するなら○○法律相談事務所」
AとBの違いは、広告タイトルに検索キーワードに対する「答え」を示しているかどうか。
Aの場合は、残業代だけでなく、離婚問題や遺産相続など、
様々な悩みを抱えているユーザーがクリックします。
Bの場合は、残業代の未払いに悩んでいるユーザーだけがクリックします。
クリックした先には、 残業代請求に関する相談専用のページ。
Aの場合はすぐに離脱されて、無駄なクリックによってコストが増加していく危険性があります。
ユーザーの「なんとなく」や「勘違い」によるクリックをなくすためにも、広告テキストには検索キーワードを盛り込み、検索意図に対する答えをしっかりと提示しましょう。
ポイント3:他社の広告を見てみる
競合他社の広告はチェックするのがベストです。
例えば、他社が「1,000円」で打ち出しているのに、自社が「1,200円」で打ち出しても負けるのは当然。
そんなときは、地域性やサービスの内容など、値段以外の訴求ポイントを考えてみます。
検索キーワードとユーザーの欲求から外れない形で、競合他社との差別化を図りながら広告テキストを考えてみてください。
ポイント4:リンク先(URL)はとても重要
各広告のリンク先の設定には特に注意を払いましょう。
検索キーワードと関係のないページに飛ぶのはご法度。
ユーザーの欲求により近いページにリンクした方が離脱率も低くなりますし、コンバージョンにつながる確率も上がります。
例えば、「看護師 求人 大阪」という検索キーワードで広告を配信したとしましょう。
その際、リンク先のページにはいくつかのバリエーションが考えられると思います。
A:自社求人サイトのトップページ
B:自社求人サイトでも大阪市で検索した結果のページ
C:看護師求人に特化したランディングページ
Cのランディングページに関しては制作していなければ当てはまりませんが、AとBについては、どちらにすればいいか迷うところです。
その場合は、複数の広告を入稿して、テストを試みます。
結果、AとBのコンバージョン数を見比べて、より高い数値の方を選べばOKです。
最初に深く考えすぎても、ユーザーが求めている広告になるとは限りません。
広告の良し悪しはユーザーが判断します。
ユーザーの反応をみて、より効果の高いほうを設定する、その流れのほうが確実かつ効率的です。
ポイント5:「考えすぎない」が基本スタンス
先ほども述べましたが、答えはユーザーのみが知っています。 そのため、広告文を作る際には「考えすぎない」ことを意識しましょう。
リスティング広告のメリットは「結果を検証して、何度でも改善できる」という点。
質よりも数と割り切って、広告文を複数パターン用意し、コンバージョン率や売上を測定・比較し、成果の高い方をブラッシュアップさせていくほうがほうが効果的です。
良し悪しを決めるのはユーザー。
仮説を立てたら、まずは「試してみる」の精神で運用する。
リスティング広告に限らず、Web広告の基本スタンスです。
まとめ
広告テキストはユーザーの目に触れる部分だからこそ、可能な限り注力したいところです。
しかし、広告テキストに限らず、
リスティング広告は一朝一夕でどうこうなるものではありません。
リンク先のランディングページをどのページにするか、どのようなデザインにするか。
先ほども述べたとおり、その良し悪しを決めるのはユーザーです。
作って、試して、測定して、改善していく。
PDCAを回しながら、継続して運用していくことこそ成功の鍵ですよ!