リスティング広告

2017.07.20

Google AdWords コンバージョンのアトリビューションモデルの設定

Google AdWordsのコンバージョンを設定するとき、「アトリビューションモデル」を設定していますか?
コンバージョンの価値をより正確に把握することにつながるかもしれませんよー。

アトリビューションモデルの設定とは

コンバージョンに至るまでの貢献度を設定することです。

デフォルトでは「ラストクリック」となっています。
これだと、コンバージョンに至る前に最後にクリックした広告にしかコンバージョンがつきません。

ですが、特にコンバージョンまでに時間のかかる商材の場合、ラストクリックコンバージョンだけでは広告の価値を測れません。

「この広告グループ、コンバージョンにつながってないな」と思って停止したら、
リマーケティング広告のコンバージョンが減った!なんてことになるかも……。

そこで、アトリビューションモデルの設定が必要になります。

アトリビューションモデルを設定するには

AdWords管理画面から、「運用ツール」>「コンバージョントラッキング」で、コンバージョンの名前を選択し、
「設定を編集」>「アトリビューションモデル」で設定変更可能です。

ファーストクリックを重視したい場合(より多くのユーザーに認知してもらうのを目的としてもらう場合など)は「ファーストクリック」、
コンバージョンまでの時間が短いセッションの価値を重く見たいときは「減衰」、
ファーストクリックとラストクリックを重視したい場合は「接点ベース」など、
目的に応じて設定を変えましょう。

設定に関する注意

設定を変更しても、変更前にコンバージョンしたものについては変更は適用されません。
そのため、運用の途中から設定を変更した場合は、変更前後で配信結果を単純に比較できません。
また、Yahoo!スポンサードサーチやYDNに同じ機能は(現時点では)ありませんので、他の広告との単純比較もできなくなります。

変更が不安であれば、設定を変更せずにデータだけ見ることもできます。
「運用ツール」>「アトリビューション」>「アトリビューションモデリング」で、
「他のアトリビューションモデルを使用した場合にどのようなコンバージョン数になるか」が確認できます。

途中で変更すると、複数人で管理しているときやレポートを提出する際などに混乱を招きますので、
ここで値を確認するだけでもいいかもしれませんね。