リスティング広告
2017.07.26
リスティングでは競合他社の広告をチェックしよう
リスティング広告では、広告文の良し悪しが結果に影響します。
「検索キーワードを広告文に入れる」
「人目をひくタイトルに」
「広告表示オプションを活用して多くの訴求を提示する」
このあたりは基本的なことですよね。
意外とやってる人が少ないのが、「競合他社の広告を見る」です。
プレビュー機能を使う、または実際に目当てのキーワードで検索して他社がどのような広告文で出稿しているかを見るのは非常に役に立ちます。
なぜ他社の広告を見るべきなのでしょうか?
理由1)お手本になる
競合他社の広告は、いいお手本です。
特にリスティング広告に力を入れている会社であれば、広告文をあれこれとテストした結果、現在の広告文にたどり着いた可能性が高いのです。
いってみれば成果を出す可能性がきわめて高い広告文が、もうあるわけです。
これを使わない手はありません。
もちろんそのまま真似るのはいけませんが、学ぶところは多いはずです。
理由2)訴求を考えるヒントになる
競合他社が「鉛筆の販売。今なら1本50円」と広告表示しているのに、その前後に「鉛筆1本60円で販売中」という広告を出しても当然ながらクリックしてもらえません。
この場合、商品の値段を下げることはできないので、異なる訴求で勝負する必要があります。
「人気のデザイン」とか「送料無料」とかをアピールして、他社との差別化をはかったほうがいいでしょう。
逆に自社の鉛筆が1本45円なのであれば、値段訴求で勝負しにいけば競合よりも高いクリック率を期待できますね。
理由3)独自の訴求をする参考になる
これは入札を低めにして、常に下位表示させているアカウントで特に有効な手法です。
下位で存在感を発揮するためには、だいぶ思い切った広告訴求にしなければなりません。
上位の会社が「鉛筆が格安」「人気ブランドの鉛筆」「鉛筆まとめ買いで送料無料」とか書いているのであれば、
たとえば「折れにくい鉛筆」というアピールが有効かもしれません。
もちろん折れにくい鉛筆を求めている人はそう多くないでしょう。でも、だからこそ競合他社もアピールしておらず、ごく少数のターゲットには刺さる可能性があります。
他社の広告を見ると、常に新しい発見があります。
新しく広告文を作るときはもちろん、既存のキーワードについてもときどき検索をかけて、他社の広告をチェックするようにしましょう。