マーケティング総合

2022.09.30

グロス?ネット?認識のズレあるある

ネット広告、マーケティング業界で働いていると度々耳にする「ネット」「グロス」という言葉。
みなさん正しい意味を理解していますか?
意味を理解していないと、広告代理店に依頼する際に代理店側とクライアント側の認識のズレが起こることも多々……認識のズレあるあるも見ていきましょう!
(色々な意味あると思いますが、今回はマーケティング業界に限定した説明となります。)

まずは「ネット」「グロス」そして「マージン」の意味を確認しましょう。

ネット

本来の意味:正味、実質、純量
マーケティング業界においては、「広告媒体に支払う広告費」を指し、代理店への手数料は含まない金額です。広告代理店が広告費と言う場合は「ネット」を指していることが多いです。

グロス

本来の意味:全体で、総量、総計
マーケティング業界においては、「広告費用の総計」を指します。広告媒体に実際に支払う広告費と代理店に支払う手数料を含むクライアントが支払う金額となります。

マージン

本来の意味:利ざや、原価と売価の差額
マーケティング業界においては、「クライアントが広告代理店に支払う手数料」を指します。「グロス」+「マージン」=「ネット」となります。

 

意味もわかったところで認識のズレあるあるを……。

あなた(クライアント)が広告代理店に広告予算100万円で依頼をしたとしましょう。
広告代理店は「広告予算100万円=ネットで100万円」、あなたは代理店に支払手数料など込みで広告依頼にかかるすべての費用、つまり「広告予算100万円=グロスで100万円」と思っている……この認識ズレは起こる可能性が高いです。
上記の場合、広告代理店はネット100万円としているため、クライアントが支払う金額はネット100万円+マージン20万円(手数料が広告費の20%の場合)=グロス120万円と、20万円予算オーバーとなってしまいます。

意味も含めてご説明をしましたが、弊社では極力「グロス」「ネット」の単語はクライアントとお話する際は避けています。認識のズレから上記のようなことが起こっては大変ですからね……「手数料を含んだ金額」などわかりやすい説明を心掛けています。
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