マーケティング総合

2021.06.24

お問い合わせを増やすためのサイト改修

Web広告を出稿する目的で多いのが「お問い合わせ」の獲得です。サイトを訪問したユーザーに連絡先を入力してもらってその後のサービス提供につなげるという流れを想定し、サイトの「お問い合わせフォーム」「会員登録フォーム」などからの登録を第一の目的とすることが多いです。

このような広告の成績を改善させるためには広告の設定、広告文やバナーの変更など方法は様々ですが、特に優先して進めたいのは「サイト側の改善」です。なぜ優先度が高いかというと、サイトを改善してお問い合わせを獲得しやすくしておくことで、広告以外の経路でサイトを訪問したユーザーからもお問い合わせが獲得できる可能性が上がるためです。

今回はお問い合わせを増やすための改修について紹介します。

フォームへの誘導強化

最も単純な方法がフォームへのリンクを増やすことです。お問い合わせフォームや会員登録フォームのページへ来るユーザーが多くなれば、その分フォームから送信してくれるユーザーも増えます。そのためには、フォームへのリンクがユーザーの目に留まるようにサイトを改修します。

具体的な方法としては、下記のようなものがあります。
(1)フォームへのリンクを増やす(ヘッダーやフッター、その他にも)
(2)スクロールに追従する形でフォームへのバナーを設置する
(3)フォームへのバナーを、クリックできそうなもの(ボタンのようなデザインなど)に変更する

リンクを増やせば基本的にフォームページへ到達するユーザーは増えますが、誤クリック(誤タップ)による誘導をしても登録者は増えません。リンクを増やす際も、ユーザーが納得してフォームページへ到達するようにご注意ください。

フォームの改善

フォームページへ到達したユーザーが情報を入力しようとする際、質問項目がたくさん並んでいると回答せずにサイトを離れてしまうことがよくあります。そのため、項目数は厳選してなるべく数を絞ったほうがフォームの送信率が上がります。

業種や目的によって必要な情報は様々ですが、「住所は必要なのか?」「生年月日は必要なのか?」「問合せ内容の詳細を書いてもらう必要があるのか?」など、フォームを送信してもらう時点で本当に必要な情報かを考えてみてください。フォームの送信者に必ず電話連絡をしている場合は、フォームで聞かずに電話口で尋ねればよい情報もあるかもしれません。そのようにしてフォームの項目数を厳選していけば、フォームの送信率は改善します。

ただし、回答しやすくなるデメリットとして熱意のないユーザーもフォームを送信しやすくなります。「熱意のあるユーザーだけ回答してほしい」「回答するユーザーが多すぎて困る」といった場合は項目数を敢えて増やすなどの調整をすると良いかもしれません。

また、技術的には高度ですがフォームの項目を削減する以外にも下記のような方法もあります。

・フォームをステップ式にする
一度に見えている質問項目が少なければ、一覧でずらっと並んでいるよりは回答のハードルが低くなります。ステップ数が多いと意味がなくなるため、3ステップぐらいまでにしておくのが良いでしょう。

・GoogleやTwitter、Facebookアカウントとの連携による自動入力
他のサービスとの連携を許可してもらうことで、アドレスや名前の入力を自動化することが可能です。


いかがだったでしょうか。自社サイトを見直してみて、ここは改善できるというポイントがあればぜひ試してみてください。

レッツアイでは広告の調整だけでなく、必要に応じてサイトやランディングページの改修についてもご提案しています。思ったようにお問い合わせが増えずにお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください!