広告運用
2020.05.01
緊急事態宣言下の集客戦略
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大を防ぐために埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県に緊急事態宣言が出て、一ヶ月近くになります。
おそらくほとんどすべての企業が大小の差はあれなんらかの影響を受けていることでしょう。
弊社でも基本的にリモートワークでの業務をおこなっております。
感染を抑えるために行動することは大事ですが、それと同じくらい企業にとってはなるべく事業を継続して利益を上げていくことも重要。
これからは「お客様、取引先、従業員の健康を守ること」と「業務を継続すること」を両立させていかなければなりません。
そこで、参考までにこの一ヶ月のマーケティングの動向から見た「緊急事態宣言下の集客戦略」についてお話させていただきます。
成果の落ちている広告、伸びている広告
弊社が運用している広告の中でも、影響の大きさはまちまちです。
たとえば、「セミナー参加」「面談での相談」「来場予約」を目標としている広告は、一様に成果が落ちています。
やはり感染拡大リスクを避けるため、対面は避けられるのでしょう。
一方で、「資料請求」「メールで情報を受け取る」などを目標としている広告はほとんど影響を受けていません。
落ちていないどころか、例年より良くなっているところもあります。
外出を控えている分、ネット広告に触れる時間が伸びているせいかもしれません。
また、EC(ネット通販)は好調のところが多いです。
これは予想通りでした。
ビジネスのフローを変える必要がある
このような状況を受けて、迅速にビジネスフローを変えて成功している会社もあります。
たとえば人材系の会社さん。
今までは問い合わせしてきたお客様と対面で相談していたのを電話やメールでの相談に変え、そのことをランディングページや広告に明記したのです。
これがユーザーに安心感を与えることになったのでしょう、問い合わせ数が飛躍的に増加しました。
もちろん業種によって難しい場合もあるとはおもいますが、
業務フローを見直して「これはメールで大丈夫ではないだろうか」「これまでは従業員が訪問して営業していたけれどネット広告でも同数以上の成果は出るのではないか」と検討してみる価値はあるとおもいます。
早く新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収まってくれればいいですが、長期化することも考えられます。
これを機に「人々が出歩かなくなった社会」に対応したビジネスフローを検討してみてはいかがでしょう。