ディスプレイ広告

2017.12.04

ディスプレイ広告のフリークエンシーキャップ設定

ディスプレイ広告を配信する際に、見落としがちなのがフリークエンシーキャップの設定です。

フリークエンシーキャップとは

フリークエンシーキャップとは、同一ユーザーに対して広告を表示させる回数を「1日に〇回まで」「月に〇回まで」と制限できる機能です。

ディスプレイ広告の場合、リスティング広告とは違い、ユーザーがあなたのサービスの情報を求めているときに表示されるとはかぎりません。
ですから、あまりしつこく表示されると効果が薄れたり、「またこの会社の広告かよ」と思われて逆にイメージが悪化してしまうかもしれません。
そこで、集中的に配信されすぎないようにフリークエンシーキャップの設定をおこなうのです。

フリークエンシーキャップは何回がいいの?

結論からいうと、すべてのユーザーにとって適切な回数というものはありません。
20回目の訪問でコンバージョンするユーザーもいますし、5回広告を見ただけで「しつこいな」と感じる人もいます。

ですから、アカウントのレポートやGoogleアナリティクスなどの解析ツールを参照しながら、
「訪問回数別のコンバージョン率」を出して、コンバージョンが落ちないような設定をするといいでしょう。
一般的にはある一定数を超えるとガクンと悪くなる分岐点がありますので、そのあたりで制限するといいですね。
あまりにサイトを頻繁に訪れる人は、競合他社の人だったり取引先の人だったりして、広告のターゲットでないことが多いです。

目的別フリークエンシーキャップの考え方

業界や、何を目的とするかでもフリークエンシーキャップの設定数は変える必要があります。
短期勝負の商材、たとえば水道工事のような急を要するものの場合、配信期間は短く、その代わり集中的に数多く表示させるほうがいいかもしれません。
逆に、不動産やウェディングのように決定までに時間のかかる商材の場合は、長く配信をおこなうため、嫌気がささないように一日に何回も表示させないほうがいいかもしれません。

また、直接的なコンバージョンをめざすか、ブランド認知をめざすかでも適正な表示回数は変わってくるでしょう。

絶対的な正解がないため設定には頭を悩ませることの多いフリークエンシーキャップ。慎重に設定しましょう。