リスティング広告
2020.06.22
「ターゲティング」と「モニタリング」の違い
Google広告キャンペーンのターゲティング方法にはキーワードでのターゲティングの他に、オーディエンスターゲティングがあります。オーディエンスターゲティングの設定には「ターゲティング」と「モニタリング」があり、これを効果的に使い分けることで、より精度の高いターゲティングを行うことができます。今回はこの2つの設定について紹介します。
ターゲティングとは
特定のオーディエンスをキャンペーンに関連づけて、キーワードでターゲティングした層を更に絞り込むことができるターゲティング方法です。と、書いてもイメージが湧きにくいと思いますので、具体的な例をあげます。
現在、スポーツシューズの販売を行うために「靴」というキーワードによるターゲティングで広告を掲載しているとします。しかし、「靴」というキーワードだけでは革靴やハイヒール、スニーカーなど様々な種類の靴を探している人に表示されてしまい、無駄なクリック(課金)が発生してしまいます。
スポーツに関心のあるユーザー層を「ターゲティング」設定で関連付けることで、スポーツに興味があり、かつ「靴」というキーワードで検索をした人 という絞り込みができ、無駄なクリックを大幅に減らすことができます。
このように、キーワードで設定した人に条件を掛け合わせて、ターゲットを更に絞り込むのが[ターゲティング]設定です。
モニタリングとは
[ターゲティング]設定が掛け合わせでターゲットを絞り込んだのに対し、[モニタリング]設定では配信するターゲットを絞り込むことはしません。こちらはキャンペーン内の特定層の分析や入札単価の調整に使用されることが多いです。
「靴」で検索したユーザーの中には、過去にサイトを訪れたユーザー(リピーター)も混じっています。そのユーザーは新規で訪れたユーザーよりも商品に興味を持っている可能性が高いと考えられます。[モニタリング]設定でリピーターのリストを設定しておくと、全体の実績の他にリピーターのみの実績を確認することができます。また、リピーターのみ入札単価を高くして配信することが可能です。
例ではリピーターのリストを設定しましたが、先程の例のようにスポーツに関心のあるユーザーリストを紐付けることも可能です。
[モニタリング]設定ではターゲティングしたユーザーへの配信に強弱をつけることができます。ターゲットのリーチに影響を与えることはありませんので単価調整をせずにリストを追加しておき、成績を見てから入札単価を調整していくのが良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。オーディエンスの作成方法によって、様々な形で配信ターゲットの絞り込みや入札単価の強弱をつけることが可能になります。まだ使用していなかったという方は、ぜひ試してみてくださいね。