お知らせ
2024.10.18
各広告のターゲティング精度を徹底比較【Google、Yahoo!、Facebook、Instagram、LINE、Youtube、Tiktok、X】
目次
Web広告のターゲティング精度で疑問に思ったことはないですか?
弊社は約7年間Web広告代理店として、これまで様々なお客様のWeb広告のご支援を行ってまいりました。
その中で、「Google、Yahoo!、Facebook/Instagram、X、Youtube、TikTok、LINEなどたくさんあるが、どの広告媒体の精度が一番高いのか?」と疑問に思われるお客様の数多くいらっしゃいました。
だから、今回は、広告媒体のターゲティング精度について、ランキングをつけていきます。
詳細なところまで詰めていくと、ランキングの順位も変わってきますが、Web広告業界に明るくないお客様にざっくりイメージとして持っていただける分には問題ないので
ぜひ参考にして頂けると幸いです。
Web広告でターゲティング精度を比較する上での根拠
1、各広告媒体が取得しているデータの質と量
ターゲティングの正確さは、
- 各プラットフォームが持つデータの質と量
-
ユーザーの行動データの活用方法
- アルゴリズムの精度
などに依存します。要するに
2、広告運用者の経験
最終的には経験ベースの判断となります。
弊社には、
- インハウスと広告代理店の両方での広告運用経験者
-
広告運用歴15年以上の大ベテラン
と自分でいうのもあれですが、実績と経験が十分にあるメンバーが揃っているため、これらの経験も活かして
どの広告媒体のターゲティング精度がいいのか順位付けしていきたいと思います。
各広告でのターゲティング精度ランキング
1位:Google広告
ランキングの根拠
Googleは検索エンジンを通じてユーザーが意図的に入力するキーワードデータを基にターゲティングを行います。また、ユーザーのウェブサイトの訪問履歴、YouTubeの視聴履歴、GmailなどのGoogleサービスを利用した行動データも含めて分析するため、非常に正確なターゲティングが可能です。特に検索広告では、ユーザーの意図が明確であるため、他のプラットフォームと比べてターゲティングの精度が高いです。
2位:Facebook/Instagram広告
ランキングの根拠
Facebook(Meta)は、ユーザーが提供するプロフィール情報(年齢、性別、職業、関係性など)と、膨大な行動データ(投稿内容、いいね!、コメント、共有、グループ参加、フォロワーリストなど)を基に精密なターゲティングを行います。また、Instagramは同じくMeta社のプラットフォームであり、Facebookと統合されたターゲティングデータを使用しています。そのため、ユーザーの趣味嗜好や生活スタイルに基づいたターゲティングが非常に精度高く行われます。
3位:LINE広告
ランキングの根拠
LINEは、ユーザーの年齢、性別、居住地、友だちリスト、利用する公式アカウント、LINEサービスの利用履歴など、豊富なユーザー情報をもとにターゲティングを行います。特に日本国内においては、多くのユーザーがLINEを日常的に利用しており、生活に密接したデータが豊富に蓄積されているため、ターゲティングの精度が高いとされています。
4位:Youtube広告
ランキングの根拠
YouTubeは、Googleのサービスの一部であり、Googleアカウントに紐づいた視聴履歴や検索履歴、チャンネル登録情報を活用してターゲティングを行います。動画視聴データに基づいたターゲティングは、ユーザーの興味関心を的確に捉えることができますが、直接の検索行動に基づくGoogle検索広告ほどの精度はありません。
5位:TikTok広告
ランキングの根拠
TikTokは、ユーザーの視聴行動やエンゲージメント(いいね!、コメント、共有など)のデータをリアルタイムで解析し、アルゴリズムがユーザーの興味関心に基づいたコンテンツや広告を提供します。特に若年層のユーザーが多く、彼らの行動データを基にしたターゲティングは比較的正確ですが、他のプラットフォームに比べると利用履歴の深さや幅が限られるため、若干精度が劣ることがあります。
6位:Yahoo!広告
ランキングの根拠
Yahoo!は、検索履歴、ニュース閲覧履歴、Yahoo!ショッピングの購買履歴などを活用してターゲティングを行います。Googleと比較すると、検索広告におけるターゲティングの精度はやや劣るものの、日本市場においてはYahoo! Japanの利用者が多いため、一定の精度を持っています。
7位:X(旧Twitter)広告
ランキングの根拠
Xは、ユーザーのツイート内容、フォローしているアカウント、いいね!やリツイートなどの行動データを基にターゲティングを行います。ただし、他のプラットフォームと比べるとユーザーが提供するデータの量や種類が限られており、ターゲティングの精度がやや低い傾向があります。
番外編:その他広告(Pinterest広告など)
ランキングの根拠
その他のプラットフォーム(Pinterestなど)は、ユーザーの特定の行動や興味に基づいてターゲティングを行いますが、上記プラットフォームと比べてデータの量や質が限られるため、ターゲティングの精度は相対的に低くなります。
結論:ターゲティングの精度はデータ量に依存する
ターゲティングの正確さは、プラットフォームがどれだけ詳細で多様なデータを持っているかに依存します。Googleは検索行動に基づいたデータが豊富であり、ターゲティングの正確さでトップに位置します。Facebook/Instagramはユーザーの行動データの詳細さでGoogleに次ぎ、LINEやYouTubeも高精度のターゲティングが可能です。TikTokやYahoo!は一定の精度を持ちますが、ターゲティングの範囲やデータの深さで若干劣ります。
Google広告とYahoo!広告でここまで差が開いた理由
1. ユーザー層の違い
Google: Googleは世界的に最も利用されている検索エンジンであり、幅広い年齢層や興味関心を持つユーザーが利用しています。ユーザー層は多岐にわたり、特にテクノロジーに精通している層が多いとされています。これにより、特定の広告キャンペーンが広範囲にわたるユーザーに効果的に届く可能性が高いです。
Yahoo!: Yahoo! Japanは、特に日本国内での利用者が多く、比較的年齢層が高めであるとされます。また、ニュースや天気などのポータルサイトとして利用されることが多く、検索目的がGoogleと異なることがあります。このため、特定の業種やターゲット層に対しては成果が異なることが考えられます。
2. 検索アルゴリズムと広告の表示順
Google: Googleの検索アルゴリズムは高度に最適化されており、検索結果に基づいた広告の関連性を非常に高い精度で評価します。また、Google Adsのオークションシステムは広告の品質スコア(クオリティスコア)に強く依存し、これが高ければ、クリック単価を抑えつつも上位に表示されやすくなります。
Yahoo!: Yahoo!の検索アルゴリズムや広告オークションは、Googleに比べて広告の品質スコアの影響がやや低いと言われています。また、Yahoo! JapanはGoogleの検索エンジンを使用しているものの、検索結果ページや広告の表示方式が異なることがあり、これが成果に影響を及ぼす可能性があります。
3. 広告インベントリの違い
Google: Googleは膨大な数の検索広告インベントリを持っており、これにより広告主は非常に細かくターゲティングを設定できます。また、ディスプレイ広告ネットワークやYouTubeなど、他のGoogle関連サービスとの連携が強く、クロスチャネルでの広告配信が可能です。
Yahoo!: Yahoo!の広告インベントリは、Googleに比べて限定的であり、特に特定のニッチなキーワードや地域においては、ターゲティングの幅が狭くなることがあります。このため、広告が想定するユーザーにリーチできる可能性が低くなり、成果が劣ることがあります。
4. リターゲティングとオーディエンスの精度
Google: Googleは、ユーザーのウェブサイト訪問履歴やYouTubeの視聴履歴、Googleアカウントに関連するデータを基にリターゲティングを行います。これにより、広告の精度が高まり、コンバージョン率が向上します。
Yahoo!: Yahoo!もリターゲティングを提供していますが、データの幅や精度がGoogleに比べてやや劣ることがあり、これが成果に影響を与える可能性があります。
これらの要因により、GoogleとYahoo!で同じキーワードやターゲットに対して広告を出しても、成果に違いが生じることがあります。特にGoogleはユーザーの行動データを幅広く利用できるため、ターゲティングの精度が高くなり、広告成果が向上する傾向があります。
まとめ:必ずしもこれが正解ではない
これまで、各広告媒体のターゲティング精度の根拠とランキングについて話してきましたが、必ずしもこの順位が正解ではありません。
広告媒体側もどの広告がどの程度、ターゲティングの精度が優れているかの優劣がつけられないので、全世界に誰一人正解を知らないのです。
ただし、基礎知識と広告運用者の経験をもとに作成しているので、大きく間違うことはないと自負しています。
という方は、無料で広告の相談も承っていますので、下記のボタンより、私たちレッツアイのベテラン広告運用者に相談頂ければ幸いです。
無理な押し売りはしませんのでご安心ください。笑