ディスプレイ広告
2020.04.21
ディスプレイ広告の評価基準
リスティング広告は、検索している人にダイレクトに広告が表示されるため、直接的なコンバージョンにつながりやすいといわれますが、ディスプレイ広告はどうでしょうか?
ディスプレイ広告は、一度サイトを訪れたことのあるユーザーへ広告を表示する「リターゲティング」の他にも、特定の興味・関心があるユーザー、性別・年齢でのターゲティングなど、さまざまな設定で広告を配信することができます。
幅広いユーザーへ安い単価で広告を出せる点は強みですが、リスティング広告に比べるとどうしても直接的なコンバージョン・短期的な売上にはつながりにくい、といった印象を持たれたりもします。
ディスプレイ広告をやってみたけど、コンバージョンはつかないし、良いのか悪いのかよく分からない!
そんなときに判断材料になる見方をご紹介します。
アシストコンバージョンを確認する
アシストコンバージョンとは、最終的な目標(コンバージョン)に対して、間接的に貢献した数値のことを指します。
上記のような場合、最終的にコンバージョンに貢献したのはリスティング広告ですが、それまでの自然検索・ディスプレイ広告も間接的に貢献していたといえます。ここを評価せず、直接的なコンバージョンがないからといって広告をやめたりすると、全体のコンバージョン減少につながることもあるので、判断は慎重にすることをおすすめします。
アシストコンバージョンは、Google Analyticsの コンバージョン>マルチチャネル>アシストコンバージョン から確認できるので、一度チェックしてみてください。
長期的に見てみる
ユーザーがしっかり比較検討する商品・サービスの場合、広告のクリックからコンバージョンまで何日もかかる場合があります。長いと1ヶ月以上かかってコンバージョンするものもあったりします。
単月のコンバージョン数だけで評価すると、「CPA(コンバージョン単価)が悪いので配信停止」といった判断になる広告も、長期的にコンバージョンを追いかけてみると、意外と安いCPAで獲得できていた、なんてこともしばしばあります。広告配信後、1ヶ月・2ヶ月後のコンバージョンまで追いかけてみてみるのもいいかもしれません。
このように、短期的に売り上げにつながりにくいと思われていても、視点を増やせば新たな評価を与えることもできます。
ディスプレイ広告も、きちんと評価していきたいですね。