YouTube広告
2021.02.15
過激になっていく広告
![](https://lets-marke.com/cms/wp-content/uploads/2021/02/4219250_s-570x353.jpg)
コロナ禍で在宅時間が長くなったことで、YouTubeを見る時間がこの1年で長くなった方も
多いのではないでしょうか。それに伴いYouTube広告を見る機会が増えたかと思います。
YouTube広告には様々な種類がありますが、今回は動画の始めや途中で流れるインストリーム広告に
ついてお話ししていきたいと思います。
インストリーム広告は5秒経つとスキップできますが、最初の数秒はユーザーが必ず見ることに
なるため認知度アップに向いている広告と言えます。
(YouTube Premiumに入ってる場合は表示されません。)
動画制作は少し手間がかかりますが、視聴単価がかなり低く広告費を抑えてユーザーに
サービスや商品を知ってもらうことが可能となります。
ただこのYouTube広告(インストリーム広告)、コロナ禍で家にいる時間が多くなった
2020年の春頃から過激な広告が増えてきたように感じます。
「太っている人は恋愛対象外」「毛深い人は嫌われる」など外見のコンプレックスを
刺激して紹介する広告が目に付きます。これらをコンプレックス広告と言います。
「審査があるはずなのになぜ質の悪い広告表示されるの?」と思う方もいるかと思います。
元から他の広告媒体に比べてYouTube広告は審査が甘い傾向にあるので、
他では審査に通らない広告もYouTubeだと通ることはありました。
またコンプレックス広告が増えた1つの要因として、コロナ禍で企業が広告費を削減した結果、
入札する企業が減り競争相手がいなくなった点も挙げられます。
これはYouTube広告(インストリーム広告)に限ったことではないですが、
いくらユーザーに見てもらいたい・知ってもらいたいからと言って、見たユーザーを不快にさせるような
過激な広告はいかがなものかなと思います。
また、コンプレックス広告は場合によっては薬機法や景品表示法にも引っかかってきます。
ユーザーに商品やサービスに対して興味関心を持ってもらったり、
認知してもらったりするために配信している広告のはずが、
ユーザーを不快にさせてしまっていては広告を配信する意味とは?となってしまいます。
YouTube広告に限らず広告を出稿する上でユーザーを不快にさせない広告とは、
興味関心をもってもらう広告とは、と改めて考える機会になりました。