解析
2018.02.20
広告運用とEFO(エントリーフォーム最適化)
EFOとは
「エントリーフォーム最適化」のことです。
WEB広告を運用する際は、「購入」「問い合わせ」「登録」「資料請求」など、エントリーフォームで情報を送信してもらうことを目的とすることが多いです。
そのエントリーフォームを最適化して、ユーザーの離脱を防ぐことがEFOの考え方です。
EFOの基本的な考え方
ユーザーにストレスなく入力してもらう。迷わせない。
これが基本の考え方です。たとえばふりがな欄に「ヤマダ タロウ」と入力して送信しようとしたら「ふりがなはひらがなで入力してください」とエラーメッセージが表示された。
誰しもこんな経験があると思います。
そのたびに少しストレスを感じるでしょうし、こういったことが続くようであれば「もういいや」と入力を途中で放棄してしまうかもしれません。
こうしたことを防ぐために、
- カタカナでも入力可能にする
- どうしてもひらがな限定にするのなら、あらかじめ記載しておく
- エラーメッセージを出すときはすべて入力しおわって送信するときでなく、ふりがなを入力した後すぐに出す
- そもそもふりがなが必要か検討する。必要ないのなら極力項目は少なくする
こんな対策が考えられます。
他にも、郵便番号/住所やメールアドレスなどは特に入力が面倒な箇所なので、少しでもユーザーの負担を少なくするフォームが求められます。
EFOの重要性
私たちはWEBマーケティングの専門家として、クライアント様サイトのエントリーフォームの改善を求めることがよくあります。
というのは、エントリーフォームの良し悪しが広告運用の成果拡大、予算削減に直結するからです。
「このフォームは改善したほうがいいですよ」とお伝えしても
「いやいや、少々めんどくさくたってほとんどの人は最後まで入力してくれますよ。大した問題じゃないでしょう」
と言われることがよくあります。
たしかに、大きな違いはありません。
エントリーフォームの最適化をしたからといって、登録率が何倍にもなることはありません。
これまでフォームを訪問した100人中80人が送信していたのが、100人中81人になるぐらいです。
しかし、月に10,000人がフォームを訪問するサイトであれば、その差は100人になります。
1年間つづければ1,200人の差になります。
コンバージョン単価(フォーム送信完了1人あたりに要した広告費)が10,000円のビジネスであれば、1,200人の差は1200万円の差となります。
エントリーフォームのたった1ヶ所を変えるだけで年間1200万円の費用を削減できるのに、それでもまだ「大した問題じゃない」と言えるでしょうか?
さらに需要性が増す
スマートフォンユーザーの比率はどんどん高まっています。
スマートフォンはPCよりも情報入力に時間がかかるので、より簡便なフォームが求められます。
シビアに成果を求めている会社では、頻繁にエントリーフォームを変更してテストをしています。
成果を追求する上で、エントリーフォームはトップページよりも重要だと言えるかもしれません。
まちがっても、「ただなんとなく」氏名・ふりがな・住所・電話番号・メールアドレスなどを入力させるフォームにしないよう注意しましょう。
WEBマーケティングの専門家であるレッツマーケ!では、広告の運用とあわせて成果を出すエントリーフォームについてのアドバイスもおこなっております。
お気軽にお問い合わせください。