解析

2019.08.27

世間の流行について調査する

世間の流行(トレンド)はマーケティングに大きな影響を与えるため、WEB広告の担当者は敏感にアンテナを張っておく必要があります。最近ですと、「タピオカ」「オリンピック」なんかがトレンドでしょうか。

特にリスティング広告においては検索キーワード・広告文など「広告配信の設定段階」や、出稿している広告の成績が急激に悪化・改善した際の「分析・調査」のためにも、トレンドは把握している必要があります。

そんな世間のトレンドを把握するのに便利なツールがGoogleトレンドです。

Googleトレンドとは

GoogleトレンドはGoogleが蓄積した膨大な検索データをもとに、特定のキーワードの検索回数トレンドを調査できるツールです。登録不要で、誰でも無料で使用することができます。

使い方は簡単で、Google トレンドにアクセスして、調べたいキーワードを入力するだけです。

さきほど例に挙げた「タピオカ」だと、このような結果が表示されます。このグラフは検索回数の度合いを表しており、調査期間の中で最も検索回数が多かった時期が最大値の100となっています。

1年前と比較して大きく検索回数が伸び、8月11日~8月17日にはこの1年間で最大になっていることがわかります。タピオカは今年の3月頃から徐々に流行りだしたんですね。

 

次に「オリンピック」で期間を2004年~現在までに設定すると、ちょうど夏季オリンピックの時期(2004,2008,2012,2016年の8月)と冬季オリンピックの時期(2006,2010,2014,2018年の2月)に検索回数が伸びているのがわかります。

2013年の9月に例外的に山がありますが、「2013年 9月 オリンピック」でGoogle検索すると、2020年のオリンピックの開催地が東京に決まったのがこの時期であったことがわかります。

2019年の5月の山は、おそらく東京オリンピックの観戦チケットの申込みがあったためでしょう。

 

 

このように、Googleトレンドを使用することで特定のキーワードの検索回数が伸びる時期や思わぬ傾向がつかめたりして、マーケティング戦略を考える上で非常に役に立ちます。

Googleトレンドでは他にも、登録しておいたキーワードが急上昇したときにメール通知してくれる機能や、最近の急上昇ワード、年度ごとの急上昇ワードを調べることができます。

見ているだけでも楽しいので、ぜひ使ってみてくださいね。